ジャンル|イラスト・恋愛・ホラー

覘き小平次

京極夏彦 (中央公論新社)

装画はStephanie Inagakiさん。

「手前の中は、がらんどうで御座います」
闇の中に蹲り、僅かに開けた襖から、外を見つめ続ける男。男の幽霊芝居は思わぬ形で周囲を巻き込み、悲劇の幕が上がる──。

『嗤う伊右衛門』に続く江戸怪談シリーズ三部作の第二弾。デザインフォーマットは『嗤う伊右衛門』を踏襲することを前提に、ビジュアルを検討。こちらを覗く目が印象的なStephanie Inagakiさんの作品をお借りすることに。緑をテーマカラーに据え、帯や見返し、別丁扉など各所に採用しました。
本文デザインも担当。こちらも、基本フォーマットは『嗤う伊右衛門』を踏襲しました。