ジャンル|文芸・イラスト

赤い白球

神家正成 (双葉社)

装画は中島梨絵さん。
日韓併合時代の夏、平壌で甲子園を目指していた二人の球児。戦火に巻き込まれ、それぞれ出征した二人の運命は、戦争末期にふたたび交差するが……。

戦争のイメージより、「野球を通じた友情」が強く伝わる装幀を目指すことに。男2人の手がボールを受け渡す熱い装画を描いていただきました。タイトルにある「赤」「白」を効果的に使った装幀に。
単行本では「男の友情+戦争」と言うテーマをストレートに見せる装幀を目指していました。色の使い方や構成要素は実は単行本と文庫で似ている部分もあるのですが、印象がまるで違う仕上がりとなりました。