装画は村田修さん。

電車火災事故と人気作家の妹の焼身自殺。二つの事件を繋ぐ驚愕の秘密とは。
人間の魂の闇が引き起こした地獄を描く傑作短篇集。

2ヶ月連続刊行の『黒衣の聖母』と対になる装幀にしたい、というオーダー。『黒衣の聖母』は装画を黒基調・タイトルを赤に、『赤い蝋人形』は装画を赤基調・タイトルを黒に、と最初に設定し、装画を村田さんにご依頼。
「黒衣」との並びを強く意識し、人物の位置や目線などを揃えていただけるよう、村田さんにリクエスト。いずれも「黒」と「赤」のコントラストが妖しくおぞましく美しい仕上がりとなりました。
『赤い蝋人形』では、赤の強烈なイメージをベースに、女の怖さ・凄みを表現していただきました。
本文レイアウトも担当。黒をベースにしたダークなデザインでまとめています。