ジャンル|文芸・写真/コラージュ

路、爆ぜる

増島拓哉 (集英社)

コロナ禍、鬱屈した状況から逃げるように道頓堀のグリ下に通い始めた高校生・椎名。ミナミの半グレ集団「顔役」に気に入られた椎名は、次第に犯罪に手を染め、心を麻痺させていく。一方、一人の少女をきっかけに始まったミナミとキタの半グレ同士の抗争は、激化の一途を辿り……。

大阪ミナミ・道頓堀近辺の猥雑な雰囲気と、コロナ禍の閉塞感、抗争のバイオレンスなイメージを同居させられるような、スタイリッシュかつ不穏な装幀を目指すことに。ストリートの雰囲気が出ることを意識しつつデザインを進めました。
扉など、本文付き物のデザインも担当。