逃がし屋トナカイ 名取佐和子 (実業之日本社) 作品の舞台となる街の寂れた雰囲気やほろ苦い部分もある内容を反映し、ほっこり感やハードボイルド感が出ることは避けて、どこかアンニュイな印象の装幀となることを目指しました。都会すぎない街の隅っこで、必死に、でもしぶとく生きているトナカイたち、というイメージ。空間を活かした、クールでドライ、でもどこかおしゃれさも漂うデザインでまとめました。