通行人も目を合わせたくはない暗い影、それが今夜の自分だ
仕事を失った男、病に倒れた女、誰にも明かせない秘密……都市の片隅で繰り広げられる、苦くて切ない13の人間模様。
文庫化にあたって、ハードボイルド&サスペンス感、エンタメ感のある装幀にしたい、というオーダー。都市、孤独、雪や雨、人生といったキーワードを設定してビジュアルを検討。寂寥感の漂うカバーとなった一方、帯はメインの惹句に太めのゴシックを使い、強い印象のデザインに。
目次や扉など、本文付き物のデザインも担当。扉など各所に、佐々木先生が撮影された、本書の内容にシンクロするお写真を使わせていただいております。作品と照らし合わせながらご覧ください。
ジャンル|写真/コラージュ・ハードボイルド・ノワール