装画は早川洋貴さん。
では、法月家の男たちの好きなようにするとしますか。
趣味で強請を繰り返していた女が、雪に閉ざされた密室で死んだ。法月警視とその息子綸太郎は、女が他殺であることを証明しようとするが……。
講談社文庫の法月作品新装版ということで、既刊から中央にエレメントを配置するイメージは踏襲。今回は「雪の結晶」をコテージに見立て、被害者の女性や窓、雪、足跡など、本書のキーとなるモチーフと絡めつつ、騙し絵っぽく仕上げていただくことに。
しっとりとしたカバーから一転、帯は力強い印象のデザインが採用に。惹句にしっかりと視線を誘導できるデザインを目指しました。
目次や扉など、本文付き物のレイアウトも担当。タイトルにふさわしく、しんしんと静かな印象のデザインとなりました。
ジャンル|イラスト・ミステリー・サスペンス