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霊獣紀 獲麟の書(下)

篠原悠希 (講談社)

装画は斎賀時人さん。

漢の新王の臣下となったベイラは世龍と名を変え、戦に身を投じる。世龍を中原の聖王にする天命を背負った霊獣・一角は彼に寄り添おうとするが、虐殺や流血を嫌う体は衰弱してしまい……。

雄大な草原を駆ける麒麟と世龍。静の印象があった上巻とは対照的に、動の印象が強い装画です。ただ、黄昏を感じさせる色調のため、どこか寂しさが漂います。
店頭で並べたときに面の効果を出せるよう、タイトルの位置は上下巻で揃えることを前提に、構図を検討していただきました。
本文レイアウトも担当。今回も人物紹介のキャラクタは描き下ろしていただいております。