装画は斎賀時人さん。
人こそが世を動かすのだと、公卿どもに見せねばならぬ──。
のちに武家の棟梁となった桓武平氏の祖・平高望。謎多き彼の人生を大胆に描いた、平安歴史活劇。
第13回日経小説大賞受賞作。
アクションヒーローもののファンタジーであることをアピールする装幀にしたい、というオーダー。物語のキーとなる「大刀」を魅力的に見せる方法を検討した結果、一騎討ちのシーンを見せる案が採用に。斎賀さんが大胆で迫力ある構図をご提案くださいました。
装画を最大限活かすため、帯は4色として絵を敷くことに。デザインでは、王道の時代小説感が出ることを意識しました。