造形は荒井良さん。
発掘された古文書の鑑定に駆り出された古書肆は、縺れ合いキメラの如き様相を示す「化け物の幽霊」を祓えるか。百鬼夜行シリーズ17年ぶりの新作長編、待望の文庫化。
京極作品の文庫と言うことで、装幀には今回も荒井良さんの張り子を採用。妖怪の全体像がわからないくらい大胆にトリミングをしているのが特徴です。どのパーツを切りとって、どの角度から見せるかなど、毎回こだわりを持って撮影をしています。
レイアウトはシリーズを踏襲。タイトルの置き方や書体はスタンダードなものとし、定位置に同色で配置することでシリーズ感を強固なものに。長く店頭に並ぶことを前提に、シンプルで飽きの来ない装幀を目指しています。
口絵のレイアウトも担当。
ジャンル|ミステリー・サスペンス・写真/コラージュ