ジャンル|文芸・イラスト

鶏が鳴く

波多野陸 (講談社)

装画は平沢下戸さん。
主人公の男子高校生二人を出すことを前提に、今風のコミックスタイルのイラストを使いたいというオーダー。これまでも何度かお仕事をさせていただいたことのある平沢さんにご依頼したところ、とてもチャレンジングなイラストを描いていただきました。
純文学には珍しくタイトルが大きめの案が採用に。『はじめ人間ギャートルズ』のように、遠くで鶏が鳴いている様子が文字となって現れ、風景に溶け込んでいるさまをイメージしています。
全体的な造本は、洋書のペーパーバック的な佇まいを目指しました。