ジャンル|イラスト・ミステリー・サスペンス・SF・ファンタジー

AI法廷の弁護士

竹田人造 (早川書房)

装画はRe°さん。

運用の穴をついてAI裁判官を騙し、勝訴を手にする弁護士・機島雄弁。しかし彼は、古い敗北の記憶と、ある女性の死をを引きずり続けていた……。衝撃の電脳法廷ミステリ。

文庫化にあたり、AIの要素は押し出しつつミステリ色を強め、上質のエンタメSFミステリらしい装幀にしたい、というオーダー。「弁護士(主人公)と裁判官」に強く焦点を当てる構図を検討し、無機質な白い空間(=電子の世界の法廷)で対峙する両者の姿を描いていただくことに。配線やノイズを見せることで、SF的な要素もプラス。
カバー・帯ともに黒・赤・白をメインにまとめることで、クールでスタイリッシュ、それでいてインパクトの強い装幀となりました。特にタイトルに強度を持たせることを意識したデザインです。