写真は/ltusさん。
50年、3世代にわたって渋谷で殺人を犯してきた「killers」=殺人者たちと、彼らを追う者たちを描く一大長編。堂場瞬一先生の100冊目の本という記念すべき作品です。
舞台となる渋谷を象徴するような写真をカバーに使いたいというオーダーを受け、写真を捜索。誰もが思い浮かべる「渋谷」の風景と、ネオンに潜む不安定さを合わせ持つ一枚をカバービジュアルとして採用しました。
上巻に黄色、下巻にピンクの蛍光色を使ったのは、渋谷らしい猥雑さを表現するため。カバービジュアルとのマッチングもぴったりです。タイトルの下部を切るという少々大胆な案も受け入れていただき、エンタメらしい迫力と華やかさ、殺人者の不穏さが共存する一冊となりました。
目次や章扉のデザインも担当しております。ダークな内容を反映し、黒を効果的に使いました。
ジャンル|ミステリー・サスペンス・写真/コラージュ