オールドな本格ミステリの妖しさを表現することを目指しました。怜悧かつドライな印象にしたいというご希望のもと、イラストではなく写真で構成することに。
孤島をどういうアプローチで見せるかを検討。古い映像のようなノイズのある画面にすることで、言葉にしづらい不穏さを表現。カバーに登場させる要素を絞ることで、リアルな雰囲気を出しました。
タイトルのフォントや見せ方は詠坂さんの光文社の既刊を踏襲。
表紙、別丁扉、本扉と、徐々に島が近づいてきて、どんどん内部に立ち入っていくようなイメージでデザインしています。