装画は蒼木こうりさん。

プロ棋士になれたものの負けが続き、同期と大差がついてくすぶっている芝。東大在学中に最速で司法試験に合格したものの、辞めた将棋を引きずっている大島。
二人はそれぞれ互いへの鬱屈を抱えながらも、奇妙な友人関係を続けていたが……。

装画は、作品の内容に合わせようとはせず、『おまえレベルの話はしてない』という衝撃的なタイトルからの連想で、自由にお描きいただきたい、とリクエスト。二人の主人公をがんじがらめにしている羨望や執着、劣等感や怒り、野心などを詰め込んだ、インパクト大の装画をいただきました。
赤×黄色で、とにかく店頭で目立つ装幀に。タイトルを大きく見せる、強いデザインとしています。
POPやパネル、ステッカーなどの、拡材デザインも担当しました。