
装画は葛飾北斎。
葛飾北斎は、幕府の隠密だった──?
人気浮世絵師の正体に迫ろうとする研究者たちの前に、新発見の肉筆画が現れる。一方アメリカの刑事たちは、ボストン美術館で殺された日本人の謎を追っていた。
一見無関係な二つの事件を繋ぐ糸口とは?
『写楽殺人事件』に続く新装版ということで、デザインの方針は「写楽」を踏襲し、北斎の浮世絵作品を使った装幀とすることに。小説の内容、絵自体の知名度などさまざまに考慮した結果、北斎の代表作のひとつ「富嶽三十六景 神奈川沖浪裏」が採用となりました。
