個人と社会の本質的な対立構造を、主として個人の視点によって描くジャンル・犯罪小説。日本での犯罪小説の成立と定着、発展を、15人の作家とその著作を通じて論じた意欲作。
「指紋」「血痕」「傷」「紙幣」など犯罪現場に残される痕跡や犯罪を想起させるさまざまなモチーフをパッチワーク的に構成して、カバービジュアルを作成。「渋く、重め」というリクエストに従い、カバー・帯ともにあえて差し色など使わずモノトーンでまとめつつ、指紋などにスポットニス加工を採用して、一癖ある装幀に。
扉や目次など、本文付き物のレイアウトも担当。黒を基調とした重厚感のあるデザインに。
ジャンル|ミステリー・サスペンス・写真/コラージュ