ジャンル|イラスト・ミステリー・サスペンス

造反有理 文閣楼の殺人

稲羽白菟 (行舟文化)

装画は喜国雅彦さん。

怀疑一切……すべてを疑え……
2025年、江青が主人公の戯曲を書き上げた作家は、取材の中でかつての経験を思い出す。1968年、文革の嵐の中、匿われた山奥の円楼で起きた連続殺人事件について……。

上製本・函入りを前提に、装幀を検討。喜国雅彦さんにお描きいただいた事件の起きる円楼と中国を象徴する紫禁城を、函と書籍本体に使用。中国の悠久の時間と空間、物語の内と外を幻想的に予行奉公に繋ぐイメージです。函と書籍で表1・表4の絵を反転させることで、「造反有理=ひっくり返す」という物語のコンセプトを装幀でも表現しました。
函の白(弔いの色、京劇では悪役を意味する)と表紙の紅(ハレの色、京劇では正義を意味する)も、対照的な色として設定。表紙の雲の紋様は箔押しとし、本にさらなる重厚感とゴージャスさをプラス。全体的に、「中華感」を出すことを強く意識しています。
目次や扉など、本文付き物のデザインも担当。